株式会社エバーグリーン

本社:
栃木県宇都宮市簗瀬町827-2
TEL:
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ever-green@room.ocn.ne.jp
日本住宅保証検査機構

エバーグリーンが住宅建築で木材にこだわる理由(ワケ)

鉄やコンクリートなど他の建築材料と比較しても木材の優位性は、科学と長い経験で証明されています。

阪神・淡路大震災では、多くの建物が倒壊し、木造住宅は地震や災害に弱いのではないか?と疑問符が投げかけられましたが、我が国には、法隆寺をはじめとする長寿命を誇る木造建築物がたくさん残されています。エバーグリーンはその歴史に裏付けられた、木材の優位性は、最も優れた住宅建築材料であると考えています。

こだわりその1 木は自動的に湿度調整をする。

木は室内に湿気の多い時には、その湿気を吸収し、逆に湿気が少なく乾燥している時には、湿気を放出するという 自動的に調湿する働きがあります。この調湿作用には表面湿度を急激に上げない効果もありますから、台所のような湿気が多くて不快な熱がこもりやすい場所でも木造にするととても快適なのです。


木は自動的に湿度調整
こだわりその2 木は高い断熱効果を持つ

断熱とは、外気温を遮断し住環境を私達が快適に生活できる温度環境にコントロールすることを目的としています。木材の熱伝導率が低ければ低いほど慣れており木材の熱伝導率は、約0,13kcal/m2h℃でコンクリートの約14倍、鉄の約380倍もの断熱性能があります。木造住宅の住みやすさは、こんなところにもあります。


木は高い断熱効果
こだわりその3 木は熱に強く、燃えにくい
木は熱に強く、燃えにくい

木が燃えにくいといえば、意外に思われるかもしれませんが、木は燃えると表面が炭化し、それ以上燃えるのを防ぐ働きがあります。野外バーベキュー等で木炭に着火させる時に苦労した方も多いはずです。
さらに燃えるスピードも遅く1分間に0.6mm〜0.8mmで、30分でも18mm〜24mmしか燃えません。木が燃料として優れているのは、この燃えにくい性質のため長期間火種が残り炭化した状態でゆっくりと燃え続けるからです。
また、鉄のように、急激に強度が失われることもないので、もしもの火災の時も、鉄骨のように急に構造が崩れる心配も無く、脱出や消火作業も比較的スムーズに行う事が出来ます。


こだわりその4 木は鉄やコンクリートよりも強い。
木は鉄やコンクリートよりも強い

木は、下図のようにコンクリートや鉄などと比較しても強度的には、圧倒的に優れています。図の木材は杉の例ですが、引っ張り強さは、同じ重さの鉄と比較して4倍の強度、圧力に対する強さは、同じ重さのコンクリートの9.5倍もの強さがあります。
さらに、鉄やコンクリートよりも圧倒的に軽いので、建物の重さが重い程影響を受けるといわれる地震の際にも、建物に受けるエネルギー量が少なく、鉄やコンクリートと比較すると、余りにも大きな影響を受けなくてすみ、安全性も確かなものです。


建築材料の比強度
こだわりその5 木は人間や動物に、最も優しい住環境を提供できる。

木製・コンクリート・金属製の3種類の飼育箱で10箱ずつのマウスを飼育し、子供を生ませた実験結果によると、外気温が30℃で飼育した場合には余り変化はないものの、外気温が25℃近辺になると木製の箱の生存率は90%程度であるのに対し、金属製の飼育箱では50%、コンクリート製では4〜5%の生存率という実験結果が報告されています。
同じ温度条件でも、箱の材質により体温が奪われる度合いに応じて生存率が異なります。また子供の発育、特に内蔵の発育に違いが現れるという結果もあります。これをそのまま人間に当てはめるわけには行きませんが、近年、木造校舎が見直されているのも子供の発育のために、子供たちを暖かく包み込む木造校舎の保湿性・弾力性・調湿性が見直されて来てるからです。以上のマウス実験からも、木は住宅素材として最も適した素材といえるのではないでしょうか。


木は人間や動物に、最も優しい
こだわりその6 木は伐採された後も千年以上も生き続けます。
木は伐採された後も千年以上も生き続ける

これは誇張ではありません。法隆寺の例もあるように、木には千年以上も生き続ける驚くべき生命力があるのです。
木は、伐採されて複製された後も生育した年月の倍以上の年月を生き続けるといわれています。100年生育した木には200年間、千年生育した木は2千年の寿命があるという事です。法隆寺の用材を例に取ると伐採後200年間〜300年間は、生育していたときよりも逆に強さが1.3倍も強くなり、それから徐々に弱くなり、千年後にもとの強度に戻るということです。
法隆寺の宮大工の話では、昭和の大修理の時、棟木の上の瓦を外してみると、千年間、瓦の重さで反っていた棟木が真っ直ぐに戻ったとか。カンナをかけたら桧特有の香りがしたという話です。これこそ、建物となっても木が千年以上も生きている証拠ではないでしょうか。